ラ・フェニーチェ

 

ヴァッローネ家のアドリアーナが

子供の時から食べていたチーズをなんとか日本でも食べられるようにと

帰国するたびに何度も交渉し、やっと念願かなって直輸入できることになりました。

彼女の実家のあるプレセンツァーノ近くにあるモッツアレッラチーズ工場

「La Fenice」

 

近所にある工場と言っても、ただ近所にあるだけじゃありません。

権威ある食の専門誌AGRODOLCEで、

水牛のモッツアレッラチーズの本場カンパーニャ州で

「一番美味しい水牛モッツアレッラチーズ」に選ばれた

つまりはイタリアで一番の水牛モッツアレッラチーズを作り出す工場です。

 

当然国内外からの評価も高く、

イタリア大統領官邸にも公式に納品されているそうです。

 

このモッツアレッラチーズ、消費期限は5日間。

5日間しか美味しさを保てないのは、保存料を一切使っていないからで、

ラ・フェニーチェのコッツォリーノ社長は

「現地で食べる」のと同じ状態で提供できなければ売るつもりはないと、

日本やその他の国からの引き合いを、これまですべて断ってきたそうです。

 

保存料なんて入れなくてそのままで!

アドリアーナだけが輸入できるようになった理由です。

 

消費期限5日間。ということは通関を経たらあと3日間。

商売で考えたらとても成り立つものではありません。

だから、それでもいいからどうしてもと言ってくださる方にだけの予約販売。

先日ついに日本に届きました。

そして、ついにいただくことができました。

 

水牛のモッツアレッラチーズの他、クリームチーズ、スカモルツァビアンカ、

スカモルツァ・アッフミカータ(スモーク)、

スタジョーナート(水牛のパルミジャーノ)、ヨーグルト等々その数20種類近く。

全て水牛のミルクのみで作られています。

 

で、そんな中、今日登場するのは、

水牛のカチョカバッロ

モッツァレッラを60日間乾燥させたもので

こちらは消費期限も3週間と長めです。

さて、フェニーチェのカチョカバッロはみなさんご存知の姿ではありません。

これも社長のこだわりで、

乾燥時の硬さの違いをなくし使いやすくするための形だそうです。

 

 

で、アドリアーナのお薦めは焼きカチョカバッロ

1.5~2cm厚に切り、フライパンで焼くだけ。

もちろんそのまま食べても美味しいのですが、

ここはScanpanの出番です。

 

 

あー、美味しいです。

とりあえず2切れ、

すぐに残りも焼いて食べてしまいました。

あっと言う間です。

 

 

本当に一手間でいくらでも食べられる感じです。

 

残念ですが、次の入荷までおあずけです。

肝心のモッツアレッラや、その他のチーズのお話はまた今度。

 

どうしても食べたいという方、

お問い合わせ下さい。

 

 

Negroni