金曜日は、ちょっとマニアックなお話。
ある打ち合わせで、
「なんで文字の大きさを指示するのにQ上げ、Q下げって言うの?」と
ご質問を受けました。
およそ30年前くらいまで主流だった写植の単位で、
1mmの正方形を4分割した単位。「級」と呼びます。
(弊社でも写植をピンセットで貼っていたそうです。すごい。。)
ミリに換算すると、
活字サイズ1Q(級)は0.25mm
行送り1H(歯) は0.25mm です。
H(歯)は、写植機には歯車があり、
その歯でカチッカチッと調整していたので歯と呼ぶそうです。
この数値を駆使して文字が組まれています。
ちなみに、DTPポイント(pt)は、
1インチを正確に72分割した単位で、1pt 0.3528mm。
ポイントも複雑な事情があります。
みなさんから鋭いご質問を受けることが多く、たまに焦ります。笑。(ike)