ちょっと早い春がきました。
お世話になっている方からの春便り
愛らしくて、食べてしまうにはちょっと気が引ける、おひな菓子です。
庄内藩の城下町に受け継がれてきた伝統菓子だそうで、
山形県鶴岡市に120年続く木村屋というお店のもの。
マークが似てると思ったら
銀座の木村家で修業して山形初のパン屋さんから始まったお店みたいです。
包みを開けた途端、声をあげました。
見た人すべてを幸せにしてくれる、そんな一箱です。
春が一気に来た感じです。
残念ながら桃の節句までは日持ちせず、
まあ、それを待たずに、きれいに消えてしまうでしょう。
ちょっと儚い夢のような、あんの入った煉切りです。
どれも縁起物のようで、とても丁寧に作られています。
ただ、どうしてもわからないものがありました。
箱の左角、なんだと思いますか、
しばらく亀?きのこ?などと…
結局わからず調べました。
なんと、「サクラマスの切り身」、言われてみれば、切り身です。
切り身が縁起物だとは知りませんでした。
お祝い事には定番のようです。
見るとちゃんと血合もあります。
知らない人間にとってはとても不思議な素材です。
サクラマスもやってきたので、
本当に春はもうすぐそこですね。